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「胎盤ポリープ」の疑い〜②大学病院で治療方法を決定

流産手術を受けた総合病院で、まさかの「胎盤ポリープの疑い」という診断だったため、大学病院に転院して再検査となりました。

その時の詳細はこちら▼

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大学病院に行く前日は、不安でろくに眠れなかったです。でも、それだけ色々考える時間があったので、しっかり問題点を確認したうえで治療方針を決めてがんばろうと心に決めました。

 

 

大学病院での再検査結果

大学病院にてMRIのデータ再読影、その他血液検査などを行った結果、以下の診断となりました。

 

子宮内に腫瘤(妊娠関連組織)2.4cm×1.5cm※筋層内中心

血中hCG 73.5mlU/mL

hCG値が高くないことから絨毛腫瘍の可能性は高くなく、大量出血も現時点ではないため、治療選択肢がある。慎重な経過観察が必要だが至急手術が必要な状態ではない。

 

治療選択肢:

①自然経過観察

完全に腫瘤が縮小するまでに半年前後かかる可能性あり。また、その間、大量出血時には子宮動脈塞栓術や子宮全摘出が必要になる可能性あり。

②メソトレキセート(MTX)点滴

自然経過観察よりも短期間で腫瘤が縮小する可能性があるが、個人差あり。投薬による次回妊娠への影響は基本的になし。また、その間、大量出血時は①と同様の可能性あり。

③子宮動脈塞栓術(UAE)後に腫瘤摘出手術

短期間での治療を望む場合はこの選択肢となるが、次回妊娠、着床へ影響する可能性がある。

 

結局、大学病院でも「胎盤ポリープ」確定ではなくて、引き続き「胎盤ポリープの疑いがある妊娠関連組織の腫瘤」という結果でした。

hCG値や腫瘤サイズが総合病院で検査をした1週間前から横這いなので絨毛腫瘍(癌化の危険がある状態)はほぼ否定され、また、大量出血もないため即手術が必要ではないということにまずはホッとしました。

 

治療方法の選択に当たって考えたこと

治療選択肢が3つあげられましたが「強く妊娠を希望している」ということを軸に家族やお医者様と相談しながら考えていきました。

 

最も避けたいのは、言わずもがなですが「大量出血による子宮全摘出」です。

大量出血した場合、その出血原因である腫瘤を早々に取り除くために即手術となる可能性が高く、ある程度までの出血量なら、子宮動脈塞栓術(UAE)後の摘出手術ができるため子宮が温存できますが、出血量が多い場合など、すでにUAEも出来ない状態になってしまうと子宮全摘出をして生命の維持を優先せざるを得ない状況になるそうです。子宮全摘出はなんとしても避けたいところ。

 

しかし、薬や安静などによって大量出血しないように出来るのかというと、残念ながらそういう訳でもなく…。わたしのように腫瘤に血流が盛んな状態だと、いつ、どんなタイミングで大量出血するかは全くわからないそうです(腫瘤から血流が失われていき、縮小していくことで徐々に大量出血のリスクは減っていくそうですが)

 

そんな、いつ大量出血が起こるのか怯える状態を長期間続けるのは辛いうえに、不妊治療の再開もどんどん遅れてしまうため、まず①は選択肢から消えました。

 

じゃあ、最も短期間で治療出来る③の手術に踏み切るのがいいのか?というと、そう簡単でもありません。

 

腫瘤の摘出手術を受けるためにはUAEをセットで行わないといけませんが、このUAE、現時点で妊娠に与える安全性は確立されていないため、妊娠希望がある場合は積極的に行っていないそうです。

 

ちなみに、なぜ摘出手術にあたりUAEが必要なのかというと、血流が盛んな腫瘤をそのまま手術で摘出しようとすると、腫瘤に通っている血流を傷つけて大量出血が起こります。UAEは「子宮動脈塞栓術」の名称の通り、子宮に通っているメインの動脈を一時的に栓をして塞いで血流を止めることが出来るので、結果として、腫瘤に通っている血流も失くすことが出来るのです。

 

ただ、UAEは一時的にでも子宮のメイン動脈を止める=子宮全体の血流をかなり悪くさせるため、着床しにくくなるなど、子宮の機能低下が起こる可能性は当然のようにある、ということです。とはいえUAE後に妊娠したケースもあるそうで、完全に妊娠できなくなる訳ではありませんが…(メインの動脈なんて止めたら子宮自体が壊死しちゃうのでは、という感じもしますが、子宮はメインの動脈以外にもたくさんの細かい動脈が通っているので、メインの動脈だけを一時的に止めるだけでは壊死まではしないそうです)

 

妊娠に与える安全性が確立されていないのであれば、出来るだけ③も避けたい。ということで、わたしは最終的に「②メソトレキセート(MTX)点滴」を選択しました。

 

選択した治療法「MTX点滴」

メソトレキセート(MTX)は、抗がん剤の一種ということです。

抗がん剤というと「脱毛」「吐き気」「激やせ」みたいなイメージがあります。というか、わたしは無知ながら何となくそんな感じでした…。自分がまさか抗がん剤治療をすることになるなんて。最初に選択肢で「抗がん剤」と言われた時は、手術を受けるのと同じくらい「出来ればしたくない」と正直思いました。

 

でも、説明を受けたところ、抗がん剤としては最も弱い部類で、わたしが投与する量では脱毛や吐き気が起こることはほとんど無いそうです。

実際にわたしが使うことになったお薬はこちらです。

 

●注射用メソトレキセート50mg(点滴注射)

メソトレキセートは薬剤名で、一般名はメトトレキサートというみたいです。

こちらのお薬は以下の通りこちらより抜粋)

薬効分類

代謝拮抗薬(葉酸代謝拮抗薬)

  • DNA合成に必要な葉酸代謝酵素を阻害し細胞増殖を抑えることで抗がん効果をあらわす薬

 

葉酸代謝拮抗薬」というお薬に分類されるようですが、その薬理作用はこんな感じこちらより抜粋)

詳しい薬理作用

がん細胞は無秩序に増殖を繰り返し、正常な細胞を障害し組織を壊したり、転移を行うことで本来がんのかたまりがない組織でも増殖する。細胞の増殖には遺伝情報が刻まれたDNAの複製が必要となる。

DNA(核酸)を構成する成分(塩基成分)には主にアデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルという物質があり構造によりプリン塩基とピリミジン塩基に分かれる。これらの塩基は葉酸が体内で代謝されて生成されるテトラヒドロ葉酸によって生成される。テトラヒドロ葉酸はジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)の働きによって生成される。

本剤はDHFRなどのDNA合成に必要な葉酸代謝酵素を阻害することにより、がん細胞などの増殖を抑え抗腫瘍効果をあらわす。

なお、葉酸代謝拮抗薬のひとつであるメトトレキサート(MTX)はがん治療に使われる他、免疫抑制薬として関節リウマチなどの治療薬としても使われている。

専門用語ばかりで難しいですね…

わたしが受けた説明は、妊娠関連組織の腫瘤は人になるはずの細胞の一部なので、成長する力が強く、性質としてはがん細胞に近いので、がん細胞と同じく葉酸代謝酵素を阻害することで腫瘤を弱らせることが出来る、みたいな感じでした。

 

注意すべき副作用

嘔気嘔吐食欲不振脱毛口内炎発熱頭痛出血腹痛下痢

 ネット上の情報では、脱毛なども書かれていますが、病院の薬剤担当の方からの説明では、わたしは投与量もがん治療と比べてかなり少量なので、抗がん剤の中では弱い部類なので脱毛や吐き気はほとんど出ないとのことです。

説明は以下のような感じでした。

 

<出る可能性が高い副作用>

・免疫力の低下(感染予防で必ず手洗いうがい、人混みではマスク)

口内炎

・下痢

<日常生活での注意>

・投与日は尿の色が濃くなることがある(投与から3日間は2回トイレの水を流すと良い)

・投与日は水分を多めに摂取する

 

以上のみです。

 

重い副作用が出る可能性もゼロではないものの、大半は口内炎と下痢気味になる程度で日常生活にもそこまで支障が出ないとのことで一安心でした。

 

わたしの場合、実際に投与した結果、口内炎こそできなかったものの、下痢と食欲不振が出てしまったので、症状は本当に人それぞれなんでしょうね(その影響で、それまで続けていたMEC食やゆる糖質制限もやめました…)

 

そんな、実際の治療や体調変化についてはこちらに続きます。

 

☆なつつ☆